Volumio2.5 & Cantata
書斎で音楽を聴くときは、Raspberry Pi(ARMプロセッサの小さなコンピュータ基板) にVolumio(音楽再生に特化したLinuxのディストリビューション)をインストールして、NASに格納されている音楽ファイルのMPDプレイヤー(音楽再生デーモン)として利用しています。Volumioは3年前導入当時のVer1.55という古いバージョンを使っていたのですが、かなり進化しているらしいので、最新のVer2.5にアップデートしてみました。
Volumioといえば、Webインターフェイスに定評があり、DHCPサーバ管理下のLANでセットアップするのであれば、Webブラウザからの操作だけでシステムの設定が完結できるようになっています。しかし、Ver1.55の場合、音楽プレーヤーの操作もWebインターフェースで可能ではあるものの、決して使いやすいわけではなく、別途MPDクライアント(MPDをリモートコントロールするソフトウェア)は必須と感じていました。Ver2.5になったらhtml5を駆使してリッチなインターフェースに進化したのではなかろうかと期待していたのですが...残念ながらいまいちでした。MPDクライアントは必須ですね。
Volumio2.5のインストールでハマった点のメモ
- NASのマウントに成功しない→マウントのオプションに「Vers=1.0」を指定する。
- I2S経由で音が出ない→リサンプリングで24bit、44.1kHzを指定する。
- デフォルトではsshdが起動していない(びっくり)→http://volumio.local/DEV から制御可能。
- rootでログインできない→ユーザ名が変わっていた。 volumio / volumio
作戦を変えて、Windowsで動作する使いやすいMPDクライアントはないかと調べてみたら...Cantataが良さそう。実際に使用してみたところ、意外に使い易くて好印象でした。
- 小さくてシンプルな画面が選択可能
- なぜかアルバムアートの取得率が高い
- iTunesみたいにmp3タグの情報を元にDBを構築して、それ経由でアクセス可能。また、従来どおりディレクトリ経由でアクセスも可能。
- アルバム1枚分の曲をキューイングする作業がワンクリックで完結(これが便利!)
by vortexes
| 2018-12-15 21:20
| audio